バルセロナからコロニア・グエルへ その1「Colonia Guell」の街

旅行情報

コロニア・グエルには、ユネスコ世界遺産にも登録されているガウディの最高傑作と言われる永遠に未完の建築「コロニア・グエル教会」があります。

ガウディがエウゼビ・グエイに1898年に建設を依頼されたものの、独自の研究に10年もの時間がかかってしまい、その後、依頼者グエイ氏の体調が悪化し、後継者に意志を託したけど後継者はグエイ氏ほどが建設に積極的ではなかった為、ガウディが建設を中止し、そのまま未完の教会になりました。

その後、ガウディは誰もが知る世界遺産「サグラダ・ファミリア」を建てました。そのサグラダ・ファミリアの原型ともなったのがコロニア・グエル教会です。サグラダ・ファミリアと比べると素朴で荒削りではあるけど、ガウディらしい繊細な素晴らしい建築物です。

バルセロナでサグラダ・ファミリアを見たら(見る前でも、見た後でも)セットで見ると、また違った感動がありますよ。

コロニア・グエルまでは、バルセロナのエスパーニャから鉄道で乗り換え無しで30分ほど行けます。ガウディ建築なのに、サグラダ・ファミリアのような混雑は全くなく驚くほど空いているので、ゆっくり見学できるのでおすすめです。バルセロナからちょっと離れていることや、コロニア・グエルに行くツアーも少ないので、ほとんど観光客が居ないのでしょうね。ちょっと寂しい気もしますが、ある意味穴場です。

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バルセロナ市内からコロニア・グエルまでの行き方

コロニア・グエルまでは、スペイン広場がある「エスパーニャ駅」から、カタルーニャ鉄道に乗って行きます。

エスパーニャ駅で鉄道のチケットを買う際に、コロニア・グエル教会の入場チケットや、音声ガイドのチケットも一緒に買えます。
コロニア・グエルのインフォメーションセンターで英語(あるいはスペイン語で)会話をするのが不安なら、エスパーニャ駅で鉄道切符と一緒に買っておくと良いかもしれません。

カタルーニャ鉄道の中には、清潔なトイレが付いていました。

コロニア・グエル駅は、エスパーニャ駅から2ゾーンなので、地下鉄の券(10回券・回数券)では行けません。前の駅で降りて歩くなら1ゾーンなので使えます。でも、初めて行くならコロニア・グエル駅まで行く方が迷わず行けると思います。

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コロニア・グエル駅からコロニア・グエルまでの道のり

コロニア・グエルの駅から、コロニア・グエルのインフォメーションセンターまでは徒歩で10分弱かかります。

駅から街までは、ほとんど何も無いところを歩いて行きます。でも、地面にこのように足跡が描かれているので、これをたどっていけば迷わずインフォメーションセンターに行けます。観光客に親切ですね!これがないと、きっと迷う人も居るでしょう。

足跡をたどっていくと、こんな街に到着!タイムスリップしたような感覚になります。

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コロニア・グエルのインフォメーションセンター

道路の足跡をたどっていくと、コロニア・グエルの街の中に、「i」マークのインフォメーションセンターに着きます。

インフォメーションセンターで、音声ガイドをレンタルしてリーフレットを貰います。音声ガイドを借りる時、パスポートを預けなければなりません。パスポートは、グループの1人が持っていればOK!音声ガイドを返却すればパスポートを返してくれます。

トイレは、インフォメーションセンターの真向かいにあります。恐らくコロニア・グエルで(コロニア・グエル教会含め)トイレを使えるのはここだけなので、済ませておいたほうが良いですよ。

インフォメーションセンターには、ちょっとした資料を展示していたり、お土産の販売をしていたり、時間があったら見ても楽しいと思います。

コロニア・グエルの街を散策してみよう!

コロニア・グエルの街は、グエル伯爵が自分の所有する工場の従業員のためにつくった街で、学校や修道院や文化的施設があります。中世風の素敵な街ですが、どこも同じ感じでだんだん飽きてくるかも。街を散策していると、タイムスリップしたような不思議な感じになります。

コロニア・グエルの街を順路として、リーフレットを見ながら街を出て林の中を歩いて行くと、ガウディ建築のコロニア・グエル教会にたどり着きます。

永遠に未完のコロニア・グエル教会を見ると、「完成していたら、きっとサグラダファミリアのような素晴らしい教会になっていたでしょうな。」と思わずにはいられません。

疲れたら公園で休むのもおすすめ

疲れたらレストランに入ってコーヒーやお酒を飲むのもいいですが、市民公園があって、そこでのんびりするのもおすすめですよ!それほど大きな公園ではありませんが、木が多くて、ベンチがあって、心地よい風が通るとても素敵な公園です。

私は、バッグにおやつとジュースを持っていったので、そこで風に吹かれながら、ちょっとピクニック気分を味わいました。

コロニア・グエルにあるレストラン

コロニア・グエルの街にあるレストランを紹介します。英語は通じずスペイン語でのみの対応のお店が多いので、言葉に不安がある方はスマホに翻訳アプリなどを入れておくと安心です。

Restaurant Capritx

コロニア・グエル教会を出てすぐ角にあります。内装の壁がガウディ風で20席ほどの小ぢんまりとしたレストランで、13ユーロで食べれるランチメニューが美味しいと評判です。英語は通じないようで、スペイン語のみでの対応になりますが、とても親切で感じの良いレストランと評判が良いようです。

Bar Sport

ColoniaGüellの市営公園のすぐ横にあり、天気の良い日はテラス席でお酒を飲んだり食事が出来ます。公園が見渡せるので、子供を公園で遊ばせながら親はお酒!なんて言うのもありです。英語は通じずスペイン語だけの対応ですが、とてもフレンドリーで感じの良いバルのようで、ポテトなどのタパスメニューが人気です。

Bar Restaurant Ateneu Unió

古いカジノのような内装のバルで食事もお酒もリーズナブル。英語通じずスペイン語での対応ですが、スタッフは親切にメニューの説明してくれるようです。土曜日に正午に行くとメニューが増えるようです。

コロニア・グエルに行くときの注意点

コロニア・グエルに行くときは、歩きやすい靴で行きましょう!街の散策や、教会までの散策路は意外と歩きます。夏に行くときは炎天下を歩くことになるので、暑さ対策なども必要です。

小さな子供と行くときは、ベビーカーがあると歩き疲れたら子供を乗せたり、子供が歩くときは荷物を載せたりできるので、あると便利です。コロニア・グエルの街には、お店などはインフォメーションセンターの中以外は無かったと思います(私は見かけませんでした)。

コロニア・グエルの街で生活している人もいるので、マナーは守って観光してくださいね。

コロニア・グエルの営業時間

コロニア・グエルのインフォメーションセンターの営業時間は、夏時間と冬時間では違います。
オーディオガイドをレンタルする場合、時間内に返却しなければなりませんので、パスポートを預けている方は、時間に遅れないように気をつけてくださいね。

休業日/ 1月1日、1月6日、聖週間の聖金曜日(移動祝日)、12月25日、12月26日

夏時間(5月1日~10月31日)

月曜日~金曜日 10:00~19:00
土・日・祝 10:00~15:00

冬時間(11月1日~4月30日)

月曜日~金曜日 10:00~17:00
土・日・祝 10:00~15:00

見学料

教会入場料 8.5ユーロ
オーディオガイド付き入場料(日本語あり) 9.5ユーロ
教会入場料とオーディオガイド付き見学 (日本語あり) 10ユーロ
コロニア・グエルのオーディオガイド付き見学(日本語あり) 10ユーロ
教会入場料とコロニア・グエルのガイド付き見学(日本語あり) 12ユーロ

コロニア・グエルの駅からコロニア・グエルの街までのアクセス

地図を見て歩くよりも、地面に描かれているインフォメーションセンターまで描かれている足跡をたどって行くほうが間違いなくたどり着けますよ。

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